組織力
価格と組織力と関係ないように思えますが、価格付けを浸透させるには、いろいろなスタッフの力が必要となりますので、やはり、組織力については記しておきます。
改革は、経営者の一念で決まります。
経営者が、「俺が責任を取るから安心しろ」と言えれば、改革は成功します。
しかしながら、何か新しいことをやろうとすると、絶対にスタッフの反発があるものです。
それは、どこの業界でも言えます。
特に、一般的な女性は保守的なので、新しいことが良い方に代わるとしても反対します。
組織は、今の時点で問題が無ければ、先の時点で問題になろうとも、先送りしがちです。
習慣を変えるのが嫌だし、見えない未来は怖いからです。
トップダウンで行えたとしても、スタッフへの説明が非常に大事です。
経営者は、遠い未来を見越して仕事をしますが、スタッフは近い将来を見越して仕事をします。
なので、ここの意思統一を図らなければなりません。
価格変更は、改善ではなく、改革です。
なので、スタッフの反発は大きいです。
改善するとき、改革するとき
事業を改善する時は、家族やスタッフ、同業者など、貴方に近い人からヒントをもらいましょう。
改革する時は、貴方と関係性が薄い人から、自社の強みを聴くといいでしょう。
貴方がたいしたことだと思っていないことでも、他人から見たら、強みかもしれません。
スタッフより、同業者より、余計にそのことを指摘できるのは、あなたの事業について詳しく知らない人なのです。
素人の新人さんに聞くのもいいかもしれませんね。
スタッフのモチベーション
では、スタッフの動機はどこにあるのでしょう。
給与で動機づけできるのは、ほんの一握りです。
多くのスタッフの、動機づけのポイントは、本人のやる気、働く動機、プライドをくすぐる動機付けです。
成功する人に見られる特色として、答えを考えている人というのがあげられます。
反発しても、俺だったらこうするとか意見を持ち、ビジョンを語っている人は、将来、有望な人財です。
なおかつ、人望が厚ければ、成功する確率は高まります。
何も答えを考えていないで反発する人で、成功した人を見たことがありません。
そのような方に、何かを任せても期待に沿う結果を出せません。
やる気のない方は、静観します。反発もしません。
なので、結果を出せる方には、何か重要な仕事を任される機会が増えていきます。
結果的に、役職も上がりますね。
プレイングマネジャーから離れるタイミング
持論ですが、お店を作ったばかりのときは、プレイングマネージャー(施術スタッフ兼管理者)でいてください。
お店を作ったばかりのときは、変革しなければならないことが多くあります。
なので、現場で周囲深く観察することが大事です。
社長の現場の接触頻度とアイデアの数は比例するという話を読んだことがあります。
つまり社長には社長になるだけの独特な感性があるからということです。
もうひとつの理由としては、飲食店などと違い、手技療法業界のお店の初めは、あまりお客様が来ません。
不労所得になる、経理のみの方とか、オーナー業だけとか、経営だけの方は、お店の経営を圧迫してしまいます。
なので、プレイングマネージャーや施術スタッフ兼経理という方が望ましいです。
貴方が、独立してプレイングマネジャーから離れるタイミングは複数の店舗を見るようになる時です。
複数の店舗を経営することになると、自然と一店舗にだけいて仕事をすることが無理になってきます。
その時は、現場の長を定め、あなたは現場を離れて仕事をすることもいいでしょう。
しかしながら、現場で起きる責任は、店長(現場の長)だけに押し付けてはなりません。
貴方のお店で起きるすべての事、つまり、人間関係や施術の失敗なども、全てが貴方の責任です。
その覚悟を持ち、時には、勇気を持って、野放しにしてください。
失敗しないようにと叱ってばかりいると、失敗は少ないかもしれませんが成功からも遠ざかります。
手柄は部下、責任は社長の精神が大事です。
ある程度のグループ会社になった時、もしくは大きな規模のお店だったら、プライシングマネージャーを作りましょう。
そして、戦略的に価格付けを行いましょう。
新しいスタッフには、価格付けのレクチャーをしましょう。
価格付けが上手くいけば、経営効率が上がり、ひいては皆様のお給料が上がります。
お客様から、正当な対価としていただけるものがあれば、それを配分していくのが経営者の仕事です。
もちろん、お客様とスタッフと会社がWIN・WIN・WINの関係での話です。
経営者のノウハウとしては、段階があります。
1、社会貢献や理念先行で起業し成功する人は、まずいません。初めは、自己実現か金欲で良いのです。
2、次にセールス力。宣伝のノウハウや、説得の話法や接客スキルを習得しましょう。
3、次にマーケティング力。ここまでくるとスタッフを増やす段階になります。会社を大きく出来るかどうかの初めの試金石です。
4、マネジメント力。この力は、会社を大きくするテコになります。スタッフを成長させ動機づけし、任せることで事業が拡大します。
5、システム力。ある程度の会社になったら、効率化やシステム、仕組みを整備していくことが必要になります。ここまで大きくなれば、ホームページの活用が生きてくる段階です。
初めから、お金に余裕がある訳でなければ、ホームページの力を入れるのは待ってもいいのではないでしょうか。
初めには、かけなければならない経費が沢山ありますので。
お勧めは、エキテンなどの紹介サイトに登録して、その中で上位を狙うことです。その説明は違う機会に行います。
6、組織力。店舗が5店舗以上になれば、あなた以外のリーダーも必要になります。
そのリーダーは上記の4番までのマネジメント力を持ち合わせていなければなりません。
そのような方がいなければ、無理に任せてはいけません。任せることで、天狗となり、間違ったアイデアでも遂行してしまう可能性があります。
まずは、そのような右腕を育てることが大事です。
7、ブランド力。安売りしている会社で、ブランド力を維持し続けているところはほとんどありません。
ユニクロはどうなの?聞かれそうですが、確かに安いブランドとして定着はしていますが、大事なのは、信用です。
ブランド力と言ってもリッツカールトンやルイビトンのようなブランドでなくてもいいのです。
ブランドの本当の価値は信用なのです。
なので、信用できる技術を提供していきましょう。
事業拡大のための戦略モデル
では次に、事業を拡大するための3つの戦略モデルについて説明します。
1、自分の今の事業やスキルを通信販売できないかと考えてみてください。
前にも説明しましたが、製造業と接客時間では、お金を稼げる上限が違います。
なので、今のスキルをDVDなどにして、海外に売るとか、初心者に売るとかすれば、身体をそんなに使わなくても収入を得られますね。
その他にも、いろいろなアイデアがあると思います。
2、自分のノウハウを同業者に販売できないかと考えてみてください。
当業界は技術がウリの業界です。技術レベルを上げていくのは経験だけではありません。
勉強熱心な方が多いので、そのような方に、一歩上の知識を学んでもらい、一緒に業界を盛り上げてほしいと思います。
3、自分の歴史やノウハウを、教育事業にできないかと考えてみてください。
貴方の後輩には、貴方を目指して登ってくる勉強家のかたがごまんといます。
その方にとっては、あなたの経験による成功例や失敗例は、欲しい知識でしょう。
電話応対について
話は変わりますが、お客様アンケートの結果として、よくあがるお店の良い点に、丁寧な電話応対というのがあります。
つまり、電話応対は、お客様と一番初めの接点ですから、その会社の第一印象と言えます。
お店によっては、電話応対が下手な店舗があるかもしれません。
それはつまり、化粧をしないで、パーティーに行くようなものです。
良い出会いを自ら遠ざけてしまっているものです。
お店として、電話応対が下手すぎるのは致命的だとも言えます。
なので、新人さんが入社された際は、何回もロールプレイングしながら、練習してください。
