具体的な物件探しの流れ【開業への道8】
では、どの地域に、どのくらいの大きさのお店を作ればいいのでしょうか?
もちろん、ターゲットの有無に左右されます。
無人島にお店を作っても人は来ません。
これは冗談ですが、ターゲットにならない人が多く居ても、来店しないのだから無人島と一緒です。
人間であれば、誰でも来店する訳じゃありません。
店の前を人が多く歩いていても、ターゲットじゃない人は来店しません。
そのくらいに、ターゲットの設定とお店の場所と店構えには心血を注がなくてはなりません。
余談ですが、大手飲食チェーン店でもすぐに撤退することがあります。
やってみて、集客が思わしくなかったと分かるのでしょう。
大手ですから、リサーチだってしっかりやっていたでしょう。それでも失敗するものなのです。
しかしながら、大手は失敗して撤退しても挽回できる資金力があります。
我々中小零細企業はそうは行きません。
失敗してもすぐに撤退する勇気や資金を持っていないのが現状です。
しかも、リサーチ力も弱いのが現状です。
◯◯線沿線
お店をどこに出すのか?
おそらく最初に考えるのは○○線沿線ということや、この街に、ということだと思います。
例えば、路線沿線でもどこにしますか?
一般によさげな駅や街には、多くのライバル店が出店しています。
そして家賃も高いです。
いまいちの駅や街は、ライバル店も少ないでしょうし家賃も低いでしょうが、人もいません。
ですから、このへんは資金と相談ということになるでしょう。
駅から遠く離れたり商店街じゃなかったりすれば、やっぱり家賃は安くなります。
でも、必ずしも駅に近いということだけが有利な条件ではありません。
離れていても儲かっているお店はいっぱいあります。
スーパーや団地が近いなど、人が集まる立地だと有利です。
この業界は、地域密着型だからです。
OLさんや会社員をターゲットにする場合は、駅から近いほうが有利です。
新宿等、遊び場がたくさんある大きな街では、人が集まりますので有利です。
しかし、家賃も高いです。
つまり、いい場所は家賃が高いなりの好条件があるということです。
お金がたくさんあるのなら、いい場所に大きく出して、ガツンと大きく儲けるお店を作ることも出来るでしょう。
お金がないから、小さなお店でと考えていたら、やはり収入も小さいので、生活が苦しいという話もよく聞きます。
難しいですね。
どの駅に出すか決まったら
まずは、◯◯線沿線に出すことが決定したとして、果たして、どの駅にするのかということになったら、ターゲットが通勤する生活パターンの場合には、営業時間との絡みを考えます。
例えば小田急線に出すとして、会社員をターゲットにした場合、終了時間を何時に設定しましょうか?
新宿に通う人が多いのなら、その会社員たちが帰宅して地元に戻れる時間まで営業していなくては意味がありません。
午後6時に電車に乗るとして電車の移動時間を足します。
会社員がターゲットなら、最低でもその時間に受付できるようでなければなりません。
相模大野(新宿から1時間位)くらいまで来ると、どうやら建設関係の仕事に従事したり、一軒家を持っている世帯が多くなります。
このように地域地域によって住んでいる方の生活パターンが変わってきます。
このへんも考慮するといいでしょう。
もちろん、メニューの設定にも応用できますね。
そして、あまりに通勤時間が長いと、地元の駅に帰りついても、お店には寄ってくれなくなります。
お店に立ち寄るということにも、多少のエネルギーを使うので、これすらも出来なくなるほど疲れている場合には、寄ってくれない可能性が高くなります。
考えるに、通勤が1時間以内の地域でなければ会社員は寄ってくれないのではないかと思います。
地元ではなく、働き場所である新宿などでマッサージをして帰るということになるかもしれません。
そういう意味では、都内は有利かもしれませんね。
小田急線で言えば、新宿から一時間といえば相模大野くらいまででしょうか。
相模大野が新宿に通っている人が立ち寄る限界の駅ということです。
